お寺との付き合いをしていて「ここのお坊さん、何かイヤだな・・・。」と思ったことはありませんか?
もしもそのようなことがあったら、そのお坊さんは付き合いを解消するべき【悪いお坊さん】の可能性があります。
お坊さんにもいろんな人がいて、
- 良いお坊さん=長く付き合うべきお坊さん
- 悪いお坊さん=付き合いを解消するべきお坊さん
に分かれます。
【良いお坊さん】と出会った人はラッキーです、そのまま末永くお付き合いしましょう。
一方で【悪いお坊さん】にあたってしまった人は、お付き合いを解消することをおすすめします。
この記事では、
- 悪いお坊さんの特徴
- 悪いお坊さんとの付き合いを解消する方法
について解説しています。
最後まで読んでいただき、あらかじめ【悪いお坊さん】への対策を練っておいてください。
悪いお坊さんとの付き合いは解消するべき
日頃お付き合いのあるお坊さんに対して不満を抱く人は多いです。
あなたも今お付き合いのあるお坊さんに対して不満があるなら、そのお坊さんとの付き合いを解消して大丈夫ですよ。
お坊さんは、
- 良いお坊さん=長く付き合うべきお坊さん
- 悪いお坊さん=付き合いを解消するべきお坊さん
という2つのタイプに分かれます。
もちろん良いお坊さんと付き合うことが理想的ですが、残念ながらお坊さんには【悪いお坊さん】が多いんですよね。
当たり前ですが、無理をして【悪いお坊さん】と付き合う必要はありません。
そもそも、お坊さんの1番重要な仕事はお葬式や法事をすることではなく『仏様の教えを広めること』です。
でも、そのお坊さんに対して不満を持っていたら、何を言われても頭に入ってこないですよね?
お坊さんの仕事は、信者さんとの『信頼関係』がないと成立しません。信頼のないお坊さんは、信者さんにとっては【価値がない】のです。
つまり、あなたが不満に思っているそのお坊さんは、あなたにとって【価値のないお坊さん】なのです。
だったら、あなたの貴重な時間やお金をそのようなお坊さんのために費やすことはありません。
できるだけ早く【価値のないお坊さん】から逃げて、ちゃんと【価値があるお坊さん】とお付き合いをしましょう。
そもそも『お坊さんと関わりたくない』という人は、次からはお寺の墓地ではなく【霊園】にお墓を建ててください。
お寺の墓地にお墓を建てると『檀家』という立場になり、必ずお寺(お坊さん)とお付き合いをしなくてはいけません。
今後お坊さんと関わりたくない人は、離檀(墓じまいをして寺との関係を断つこと)をした後に霊園にお墓を建てましょう。
付き合いを解消するべき【悪いお坊さん】の特徴
多くの【悪いお坊さん】には共通する特徴がいくつかあるので、それに該当するお坊さんとは早めに付き合いを解消した方がいいですよ。
【悪いお坊さん】の特徴は、
- プライドが高い
- 『自分は偉い』と思っている
- 毎晩のように飲み歩いている
- 境内が清掃されていない
- 他のお寺と比べてお布施が異常に安い
です。
この中の1つだけに該当するくらいなら、まだ何とかギリギリ大丈夫でしょう。
プライドが高い
あなたの知り合いに『プライドだけは高い人』はいませんか?プライドが高い人って、けっこう面倒くさいですよね。
それがお坊さんとなれば、さらに面倒くさくなります。
お坊さんの中でも『住職』という立場にある人は『自分がお寺を守ってきた』という強い自負があります。
お寺というのは、建物の維持費や仏具の価格がとにかく高いので、お寺を守っていくことは意外と大変なんです。
ですから、『坊主丸儲け』なんてよく言われていますが、じつは日頃から一生懸命に節約しながらお寺の経営をする必要があるんですよね。※詳しくは別記事の『お坊さんは税金を払わない?税金免除で坊主丸儲けって、そんなワケないでしょ!』を読んでみてください。
また、お坊さんというのは信者さんたちに常に見られる生活をしなくてはいけません。それに、お寺は1年を通じて【休業日】がありません。
これを何十年も続けるのはけっこう大変なので、住職さんは『お寺の住職』であることにプライドを持っています。
プライドを持つこと自体はいいのですが、それを他人に対してアピールしてしまうお坊さんがまぁ多いこと。
プライドを持って行動することで《その人らしさ》が自然とにじみ出ます。だからこそ、他の人から「あぁ、この人は信念を持って取り組んでいるんだな。」と理解してもらえるのです。
また、プライドが高いお坊さんは【信者さんの協力があるおかげで寺が維持できている】という非常に重要なことを忘れがちです。
寺を維持できているのは【信者さんの協力があるから】ではなく【すべて自分が頑張ったおかげ】だと勘違いをするんですよね。
このような【信者さんの存在】を軽く考えているお坊さんは、信者さんへの感謝を忘れているので、高いお布施を当たり前のように要求します。
そして、高いお布施を納めてもらったことに対して感謝をしません。
プライドが高いお坊さんは、信者さんから信頼されることはないので、近いうちに誰からも相手にされなくなるでしょう。
『自分は偉い』と思っている
お坊さんというのは葬儀社のスタッフさんから『先生』と呼ばれます。
そのせいでしょうか、多くのお坊さんは『自分は偉い』と勘違いをしてしまうんですよね。
じつは、葬儀社のスタッフさんに対して横柄な態度をとるお坊さんが多いんです。
日本のお葬式は『仏式』がほとんどで、お葬式はお坊さんが取り仕切りますので、お坊さんの機嫌を損なうと面倒なことになります。
ですから、葬儀社のスタッフさんは《スムーズにお葬式を進行するため》に仕方なくお坊さんのことを『先生』と呼んでいます。
決してお坊さんを敬って『先生』と呼んでいるわけではないのですが、それに気付かず「おい、◯◯しておいてくれ。」と偉そうに指示をするお坊さんが多いんです。
もちろん、葬儀社のスタッフさん達はそのようなお坊さんのことを陰でボロクソに言っています。
『自分は偉い』と思っているお坊さんは何を言うにも高圧的ですから、そんな人が信頼されたり慕われることはありません。
そのようなお坊さんは、当然ながら【お坊さん】としての資質もないので付き合う必要はないですよね?
毎晩のように飲み歩いている
お坊さんの中には【お酒】と【女性】が大好きな人もたくさんいます。
まぁ、【お酒】と【女性】が大好きなのはお坊さんに限ったことではありませんけどね。
しかし、お坊さんの中には、信者さんから納めてもらった大事なお布施を使って毎晩のように飲み歩く人も多いんです。
お坊さんというのは【仏になるための修行をしている立場】です。
仏となるには『いかにして自分勝手な欲望を抑えるか』を常に考えて行動することが1番大事。
なのに、毎晩のようにお酒を飲んで、その横にはいつもご指名の女性が座っている、という『欲望全開』のお坊さんがいるわけです。
お坊さんも人間ですから、たまにはそういう気分転換もいいかもしれませんが、それがあまりに頻繁だと問題があります。
信者さんとしても、そんなお坊さんに「仏様の教えは~」なんて言われたところで心に響きません。
自分勝手な欲望を抑えられず、貴重なお布施を夜の街にばらまくような人は、お坊さんをヤメるべきです。
なので、いろんな人から「あのお坊さん、この前も◯◯で飲んでよ」と聞いた場合は、できるだけ早く付き合いを解消すべきです。
境内が清掃されていない
お坊さんが自分の寺や信者さんをどのくらい大事にしているかは『境内の清掃のレベル』で分かります。
境内がいつもキレイに清掃されている場合、その寺のお坊さんは【良いお坊さん】であることが多いです。
いつもキレイにしておくことで、信者さんに気持ちよくお参りをしてもらうんです。
また、境内をしっかり清掃していると「ここのお寺はちゃんと管理されているよ。」と他の人に紹介してもらえたりもするんですよね。
【良いお坊さん】はそのことをよく知っていますので、まずは境内の清掃に力を入れます。
そして、清掃は誰かに任せきりにせず必ず自分も一緒に行います。一生懸命に清掃する姿を見てもらうことで「あぁ、頑張ってお寺のことを守ってくれているんだな。」と印象づけられます。
一方で【悪いお坊さん】は、本当に必要最低限しか清掃をしません。しかも、他の人に任せきり。
きっと「掃除なんかしたってお金にならないし、ある程度人が通ることができればいいんだよ。」くらいにしか思っておらず、【信者さんのため】という気持ちがものすごく薄いんです。
信者さんのために行動することが、そのまま自然に【お寺の収益】にはね返ってくることを知らないのかもしれませんね。
信者さんのことを大事にできないお坊さんがいるお寺は、そう長くは続きませんので要注意ですよ。
他のお寺と比べてお布施が異常に安い
お坊さんに納める【お布施】はできるだけ安い方がいいと思いますか?
この質問に、きっと100人中95人は『YES』と答えるでしょう。
そんな多くの人の望みをしっかりと聞いてくれて、他のお寺よりも異常に安い金額を提示してくれるお坊さん。
あなたがお付き合いしているお坊さんがそんな人だったら要注意です。
そのお坊さんは、べつに何か【裏】があるわけではありませんし、あなたをダマすつもりもないでしょう。
きっと【信者さんのこと】を第一に考えて、できるだけ負担をかけないようにお布施を安くするんだと思います。
しかし、そのお寺の規模があまり大きくないのに【お布施が異常に安い】のであれば、そのお寺は危険です。
お寺をしっかりと維持管理するには、たくさんのお金が必要です。
信者さんの数がとても多いのであれば話は別ですが、それほどの数でもないのに【格安のお布施】を納めてもらっていては、寺の経営はすぐに《火の車》と化します。
住職というのは、お寺そのものは当然として、信者さん達のお墓もしっかりと守る義務があるんです。
そのためには、年間を通じてたくさんのお金が必要となるので、日頃からちゃんと収入を確保しなきゃいけません。
ですから、しっかりとお寺を維持するためには【格安のお布施】では無理があるのです。
ときどき「えっ、そんなに納めなきゃいけないの?」と文句を言われることもあります。
しかし、そこは【お寺の維持】のため、そして【信者さんのお墓を守る】ために協力を求める姿勢が必要なんです。
本当に必要な分はしっかりと納めてもらい、それを無駄なく計画的に使うことは住職さんの大事な仕事です。
ですから、さほど大きな規模のお寺ではないのに、他のお寺と比べて異常に安いお布施ばかりを納めてもらっているお坊さんは、ちゃんと主張することができない【能力のないお坊さん】なんです。
そのようなお坊さんがいるとお寺はツブれますので、長期的に見ると【悪いお坊さん】となります。
悪いお坊さんとの付き合いを解消する方法
これまで紹介したような【悪いお坊さん】と付き合ってしまっている場合は、できるだけ早く付き合いを解消しましょう。
あなたの家のお墓が『お寺』にあって、そのお寺のお坊さんが【悪いお坊さん】である場合は『離檀(りだん)』の手続きをしてください。
離檀というのは、お寺にあるお墓を【墓じまい】して、お寺との付き合いを解消することです。
ただし、【墓じまい】をするには墓石の撤去費用が必要となりますし、離檀の際にお寺から『離檀料』を請求されることもあります。
また、葬儀社などから紹介されたお坊さんが【悪いお坊さん】であった場合、付き合いの解消は簡単です。
紹介されたお坊さんとの付き合いを解消するには、紹介された葬儀社などに説明をして(クレームを言って)他のお坊さんを紹介してもらうだけです。
紹介されたお坊さんとの解消であれば、その際に費用は一切かかりませんよ。
とにかく【悪いお坊さん】との付き合いは、あなたにとってデメリットしかありませんから、いち早く関係を断つことを考えましょう。
まとめ:悪いお坊さん(お寺)とは今すぐにでも付き合いをやめよう!
お坊さんは、
- 良いお坊さん=長く付き合うべきお坊さん
- 悪いお坊さん=付き合いを解消するべきお坊さん
という2通りに分かれます。
もしも今あなたとお付き合いのあるお坊さんが【悪いお坊さん】なら、できる限り早く付き合いを解消しましょう。
悪いお坊さんの特徴には、
- プライドが高い
- 『自分は偉い』と思っている
- 毎晩のように飲み歩いている
- 境内が清掃されていない
- 他のお寺と比べてお布施が異常に安い
などがあります。
これらのうち該当するのが1つだけなら大丈夫ですが、2つ以上該当したらアウトです。
【悪いお坊さん】が『あなたの家のお墓があるお寺』にいる場合、費用はかかってしまいますが速やかに《離檀》をしましょう。
葬儀社から紹介されたお坊さんが【悪いお坊さん】であった場合は、葬儀社に説明(クレームを言う)をして、すぐにでも他のお坊さんを紹介してもらってください。
本記事を参考にしていただき、あなたの目でちゃんと【良いお坊さん】を見つけ出し、以後はそのお坊さんに供養をしてもらいましょう。
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