僧侶の裏話

【僧侶が本気で警告!】お坊さんと結婚したい?それはやめた方がいい。

「お坊さんと結婚するな!」というテキストの左にいる僧侶
当サイトは記事内に広告を含む場合があります
こんな人に向けて書いています
  • お坊さんと結婚したら安定した生活ができるかも。
  • お坊さんが夫だったらいつも優しいんだろうなぁ。
  • お寺が好きだから、お坊さんと結婚してずっとお寺にいたい。

この記事を読みに来てくれたあなたへ非常に重要なことをお伝えします。

お坊さんとの結婚はやめた方がいいですよ。

なぜなら、『お坊さんと結婚したい』という女性のほとんどが、お坊さんに対する大きな【誤解】をしているからです。

例えば『お坊さん』と聞くと、

  • お金に困らない生活をしている
  • 優しく誠実で落ち着いている
  • 広くてキレイな庭がある

というイメージがありませんか?

しかし、現実はそんなに甘いものではなく、実際に、大きな誤解をしたまま寺に嫁いでしまい不幸な人生を歩んでいる女性が何人もいます。

幸せな人生を送りたいと思うのであれば【お坊さんではない男性】と結婚してください。

この記事では『お坊さんとの結婚生活の現実』について、お坊さんの私が【真実】だけを書いていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

お坊さんとの結婚はやめた方がいい理由

改めて言いますが、お坊さんと結婚するのはやめた方がいいですよ。

この記事であなたに伝えたいのはコレだけ、コレさえ伝わればもうOK。

先日、『お坊さんと結婚したい』みたいなタイトルのサイトを見つけ、気になったので読んでみると、お坊さんと結婚するメリットについてはたくさん書いてあるのにデメリットの部分がほんの少しだけでした。

そのサイトの情報があまりにも現実とかけ離れていたので、ちゃんと【真実】を伝えるためにこの記事を書きました。

あなたは『お坊さんとの結婚』に興味があるのかもしれませんが、お坊さんと結婚しようなんて考えちゃ絶対にダメ!

というか、まずお坊さんと交際することさえも大反対なので、この記事と合わせて別記事の『お坊さんと付き合いたい女性は必読!僧侶の彼氏との交際事情』もぜひ読んでおいてください。

お坊さんと結婚することは、自分が『お寺の人間(寺嫁)』になるということなのですが、その本当の意味を理解している女性はほぼいません。

お寺にはたくさんのお墓がありますが、お寺にお墓を持っている信者さんのことを『檀家だんか』といいます。

お寺の収入のほとんどは、檀家さんのお葬式や法事のときにいただく【お布施】なので、お寺はたくさんの檀家さんに支えられて成り立つわけです。

ですから、檀家さんとしては『お寺の人間』がどういう人で日頃どんな生活をしているのかが気になります。

そして、檀家さんの多くは【お寺の近所】に住んでおり、頻繁に顔を合わせることになりますから、一歩外に出たら必ず誰かに見られているくらいの意識でちょうどいいです。

さらに言うと、檀家さんが厳しい目で注目しているのは『寺嫁』です。

ちょっき
ちょっき
寺嫁はいつも【監視】されていると思ってください。

そうなると、

  • 衣服やアクセサリー
  • 化粧のしかた
  • 乗る車の車種
  • 言葉使い
  • 洗濯物の干し方
  • 子供のしつけ

などの日常生活すべてに注意する必要があり、これが非常に大きなストレスになります。

そして、それが一生涯にわたり続くのですから、お寺の人間としての生活は非常に面倒くさくて不自由なものなんです。

あなたには自分の人生を楽しく有意義に過ごしてほしいのですが、お寺の人間になったら、それができる可能性は少ないです。

だから、お坊さんとは結婚しない方がいい、というか最初からお坊さんとは関わってはいけない。

素敵なあなただったら、お坊さんなんかよりも良い男性と結婚できますから、ぜひ【お坊さんではない男性】と幸せな人生を送ってほしいと思います。

※もしもあなたが結婚できずに悩んでいるのなら、『32歳女性のあなたが結婚できない理由。結婚のためにすべき3つのこと』の記事を読んでみてください。

多くの女性が誤解をしている【お坊さんと結婚するメリット】

普通の生活をしていたら、お坊さんと接する機会なんてほぼありません。

そのせいでしょうか、お坊さんに対する【誤解】が非常に多いです。

お坊さんと結婚したいという人の多くは、

と思っています。

しかし、残念ながらこれらは『妄想』であり、現実はもっと厳しいのです。

お金に困ることがなさそう

お坊さんと結婚すれば『お金に困ることがなさそう』と思ってる人が非常に多いです。

たしかに昔は裕福なお寺がたくさんありましたが、現在では状況が一変しています。

じつは、全国のお寺の70%は『お寺の収入』だけでは生活ができないと言われており、多くの住職さん達は他の仕事もしながら土日だけお坊さんの仕事をするのです。

では、残り30%のお寺は金銭的に余裕があるかといえば、じつはそんなことはなく、ほとんどは『質素な生活であればお寺の収入だけでも可能』という程度。

つまり、余裕のある生活ができるお寺なんて《ほんの数パーセント》ということです。

えっ、お寺は課税されないんでしょ?だったら金銭的に余裕があるんじゃないの?

たしかに、お寺の主な収入源である《お布施》に対しては非課税なので、その分だけお寺は金銭的な余裕が生まれます。

しかし、【お寺】に金銭的な余裕が生まれても、それがそのまま【お坊さん個人】の金銭的な余裕に繋がるわけではありません。

じつは、お坊さん個人の収入には課税されているので、皆様と同じように税金を納めています。

お坊さんはお寺から毎月お給料をもらっていますので、《お寺の収入》と《お坊さん個人の収入》は分けて考える必要があるのです。

ちょっき
ちょっき
だから、もらったお布施を全部非課税で懐に入れる、なんてことはできないんです。

詳しいことは『お坊さんは税金を払わない?税金免除で坊主丸儲けって、そんなワケないでしょ!』の記事で解説していますので、興味のある方は読んでみてください。

それと、お寺にある仏具というのは値段がいちいち高い。

高いくせによく壊れるので、収入の中からちゃんとお金を貯めておかないと高価な仏具が買えず、お寺の活動ができなくなってしまいます。

したがって、多くのお寺(70%のお寺)では、お坊さんがお寺からもらえる給料なんてごくわずかです。

でも、お坊さんには定年がないから、ずっと働いてもらえるじゃない♪

勘違いをしている女性が多いのですが、お寺の仕事は住職1人だけじゃできません。

お寺の仕事というのは住職の妻の協力がないと回らないので、妻も住職と同じように働き続ける必要があります。

つまり、お坊さんと結婚したら、ほとんどの場合が金銭的に余裕もなく、夫(お坊さん)と一緒に働き続けることになるんです。

しかも、今後はお寺を維持していくことは難しくなりますよ。

ここ最近は、【仏教離れ】や【お寺離れ】が急速に進んでおり、この流れは止まらないので、お寺はどんどん衰退して規模の大きなお寺だけが残っていくでしょう。

ちょっき
ちょっき
収入の少ない70%の方のお寺に嫁いだりしたら、老後は不安だらけですよ。

いつでも悩みを聞いてくれそう

お坊さんといえば、悩み事などを「うん、うん。」と聞いてくれて、ハッとさせられるような解決策を教えてくれる、みたいなイメージがありませんか?

お坊さんは悩み事などの相談にのることも大事な仕事の1つです。

そんなお坊さんが夫だったら、いつでもあなたの悩み事を聞いてくれそうですよね?

残念ですが、妻の悩み事はあまり真剣に聞かないかもしれませんよ。

信者さんの悩み事などを聞いて一緒に解決策を考えるというのは、あくまでお坊さんとしての【仕事】です。

ですから、たまに『いや、それは違うんじゃない?』と思いながらも「はい、あ〜なるほど、そうですよね〜。」と話を聞いています。

しかし、自分の妻に対してはそんなふうにしません。

もちろん、まったく妻の話に耳を傾けないのではなく、普通の夫婦としての会話はしても、信者さんに対するような『お坊さんモード』では妻の話を聞かないということです。

ちょっき
ちょっき
夫に【お坊さんのような対応】をしてもらいたくても、間違いなく『期待外れ』になるでしょう。

そして、もう1つ大事なことをお伝えします。

お坊さんに対するイメージで、

お坊さんは大変な修行をしてきた。だから、精神が鍛えられていて我慢強いから簡単には怒らない。

と本気で思っている人がいますが、そんなワケがありません。

たしかに我慢強くてほとんど怒らないお坊さんはいますが、それは修行の成果ではなく、その人の【性格】です。

お坊さんの中でも《我慢はできないし、気も短い》みたいな人は多いですから、そこは誤解をしないでください。

ちょっき
ちょっき
修行したくらいじゃ性格は変えられませんよ。

一般の人を見るときと同じように、そのお坊さんの【人となり】をしっかり見て判断しなきゃダメです、そうしないとマジで人生を棒に振ります。

誠実な人が多いので、愛されることの幸福をより感じられる

お坊さんとの結婚に関する情報サイトの中には、『お坊さんは誠実な人が多いので、愛されることの幸福をより感じられる』という内容を記載しているところもあります。

そのサイトが言うには、

  • お坊さんはたくさん厳しい修行をして、僧侶としての振る舞い方も教育される。
  • だから、女性に対しても誠実であり、浮気をしない。

とのこと。

・・・まぁ、何ていうか・・・それはないですね。

お坊さんの多くは【男】ですが、男という生き物はチャンスがあれば浮気をします。

しかし、お坊さんというのは『信者さんに対するイメージ』が非常に大事なので、浮気したくてもなかなかできません。

だから、お坊さんは【浮気をしない】のではなく【なかなか浮気できない】というだけですが、それって女性に対して誠実でしょうか?

先ほども言いましたが、お寺で修行をしたくらいじゃ性格なんて変わらない、女性に対して誠実かどうかは、もともとの【その人の性格】の問題。

ですから、お坊さんが【女性に対して誠実】なんてことを本気で信じたらダメですよ。

ずっとお寺にいられる

お坊さんに興味を持ってくれる女性は、もともと『お寺や神社に参拝するのが好き』という人が多いです。

だから、お坊さんと結婚したら『ずっとお寺にいられる』と思う女性も多いでしょう。

でも、申し訳ありませんが、場合によってはずっとお寺にいることはできないかもしれませんよ。

大前提の話として、住職はお寺全体の管理運営を『任されている』だけであり、決して好きなようにできる』わけではありません。

住職の住んでいる家がお寺の敷地内にあるなら、その家はあくまで『お寺の所有物』です。

ですから、もしも住職本人やお寺の人間が何か大きな問題を起こすと、場合によっては寺から追い出されることがあるのです。

ちょっき
ちょっき
実際に、住職の素行があまりに悪く、檀家が一致団結して住職を寺から追い出した例があります。

お坊さんと結婚したらずっとお寺にいられるというのは大間違いであり、もしも寺を追い出されたらその日から【ホームレス】の状態になりますから、日頃から自分自身を律して生活をしなきゃいけません。

お寺の嫁として大事にしてもらえる

多くのお寺では結婚相手の女性を探すのに必死です。

そのせいか、お坊さんと結婚したらお寺の嫁として大事にしてもらえると期待する人もいますが、その考えは危険です。

お寺に嫁ぐと、まずは【お寺の人間】としての徹底的な意識改革と地味な生活を強いられ、毎日のように夫や義父母から【お寺の嫁】として仕込まれます。

もしも、お寺の嫁としてあまりにも不適格であれば、義父母からイビられる可能性も十分にありますよ。

義父母の本心としては、【嫁】が欲しいのではなく【お寺を守ってくれる女性】が欲しいので、お寺を守る能力がないと判断すれば徹底的に追い出すでしょう。

しかも、お寺の場合は、義父母と同居することが多いです。

なにしろ、お寺の土地は個人のものではないため、もう1つ家を建てることは難しく、どうしても同居せざるを得なくなります。

ちょっき
ちょっき
ずっと夫の両親に気を遣いながらの生活になりますよ。

敷地が広いからいろんなことができる

お寺の敷地は、一般の家に比べると何十倍も広いです。

だから、

広い庭を使って園芸をしてみたり、子どもと一緒にサッカーやキャッチボールができるからいいな♪

なんて思ってないですか?

たしかに、園芸もできますし、子どもがサッカーやキャッチボールをするくらいのスペースも十分にありますよ。

しかし、その広大な敷地の【管理】は誰がやるんですか?

じつは、お寺の仕事で最も大変なのは、清掃や除草などの【屋外の作業】であり、場合によっては植木の剪定などの植栽管理までしなきゃいけません。

それを住職1人だけでできると思いますか?

そんなのは無理ですよ、当然ながら住職の妻も一緒に手伝うんです。

重労働で全身が痛くなり、おまけにガンガン日焼けして、きっとこう思いますよ、

もうイヤ、こんなに大変だなんて、広い敷地なんかいらない・・・。

って。

お寺に限って言えば、広い敷地があることはデメリットの方が大きいということを知っておいてください。

人脈が広がる

お坊さんと結婚する唯一のメリットは、人脈が広がるということです。

お坊さんをしていると、檀家さんや信者さんはもちろん、地元や他の地域の人たちとの交流が増えますので、人と関わることが好きな人にとってはメリットとなります。

しかし、人と関わることが苦手な人にとっては地獄です。

お寺の仕事はたくさんの人と関わるからこそ成り立つものですから、基本的に人との関わりを避けることができません。

お寺の収入は檀家さんからの【お布施】ですが、それには檀家さんから信頼されていないといけません。

日頃からたくさんの人と関わって、ちゃんと信頼されて、それではじめて『お葬式』や『法事』を依頼されて、その結果【お布施】を納めてもらえます。

もちろん、信頼されなければいけないのは、お坊さん1人だけではなく、お寺の人間の全員です。

つまり、コミュニケーション能力の低い人がお坊さんと結婚してしまうと、死ぬまで《人との関わり》の苦しみが続くということです。

お坊さんと結婚したら悲惨な末路を迎える可能性が大!

恋愛というのは、他の人から反対をされるほど貫きたくなります。

だから、どうしてもお坊さんと結婚をしたいなら、それはあなたの自由なのですが、離婚をしてしまうケースが多いので注意をしてください。

一般の家庭でも同じかもしれませんが、離婚原因の多くは【お金】のことです。

毎日頑張ってお寺の仕事をしても収入がどんどん減る一方で、しかも自由がなく制限の多い生活をしなければならないので、そのストレスがかなり大きいんです。

その大きなストレスに耐えられずに、ある日とうとう妻は離婚を切り出します。

では、お金のあるお寺だったらそうはならないのかというと、残念ながら結果は同じ。

お金持ちのお寺の住職は【女性】に走る傾向(習性?)にあります。

檀家さんや信者さんにはバレないように、それはまぁ上手にやっていますよ。

お金をたくさん持っていると、自制できない人はとことん自分勝手な行動をします。

ちょっき
ちょっき
お金を持っているお坊さんは本当にタチが悪いんです。

そういうお坊さんは、だいたい【妻ではない女性】にたくさんお金を使います。

ですから、せっかく裕福なお寺に嫁いでも、夜になったら繁華街にくり出して【女性のいる飲み屋】でお金をたくさん使ってきます。

妻の知らない【他の女性】に対してお金も愛情も注ぐことになるでしょう。

その結果、当然ながらそんな夫に愛想を尽かして、ある日とうとう妻は離婚を切り出すんです。

もしかすると、お坊さんが離婚してしまう可能性は一般の家庭よりも高いかもしれません。

ちなみに、僕の周りでは離婚率が40%と、けっこう高めです。

なので、お坊さんと結婚したら【悲惨な末路】を迎える可能性が高いということを覚えておいてください。

僕は、せっかくこの記事を読んでくれたあなたに『幸せな人生』を送ってもらいたいんです。

だから何度でも言いますよ。

お坊さんと結婚するのはヤメた方がいい!

まとめ:よほどの理由がない限り【お坊さんとの結婚】はやめよう

女性の中には【お坊さん】や【お寺】に対して良いイメージを持ってくださり、「お坊さんと結婚したい」という人がいます。

しかし、よほどの理由がない限りお坊さんと結婚してはいけません

多くの女性は、お坊さんに対して、

  • お金に困ることがなさそう
  • いつでも悩みを聞いてくれそう
  • 誠実な人が多いので、愛されることの幸福をより感じられる
  • ずっとお寺にいられる
  • お寺の嫁として大事にしてもらえる
  • 敷地が広いからいろんなことができる
  • 人脈が広がる

といったような大きな【誤解】をしています。

残念ながら、お坊さんやお寺に期待していることは、ほとんど『妄想』です。

幸せな人生を送りたいと思うのなら、お坊さんと結婚してはいけません。

寺嫁になってしまうと、ストレスが溜まるばかりの『とても面倒くさい現実』が待っており、お坊さんと結婚したことをきっと後悔します。

それでもいいと言うのなら、どうぞお坊さんと結婚してあげてください。

でも、念のため最後にもう一度だけ言いますね。

あなたを幸せにできるのは【お坊さん以外の人】ですから、お坊さんと結婚するのはやめた方がいいですよ!