他人と比べるとIQが低下?比較から自由になり本来の力を発揮する方法

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劣等感を抱くとIQが大きく低下する

「あぁ、アイツの方が俺よりも仕事ができるなぁ。」

「なぜ◯◯君のママは、いつもあんなに笑顔でいられるんだろう・・・。」

そんな風に他人と自分を比べて落ち込んでいませんか?

私たちは、つい他人と自分を比べてしまい、さらに劣等感を感じることも多いです。

しかし、『他人と自分を比べる』ことには何の得もないどころか【IQが下がる】という大きな弊害があるのです。

この記事では、

  • 他人と自分を比較することのデメリット
  • 自分の本来の力を発揮する方法

について紹介しています。

自分を大切にし、充実した毎日を送るために最後まで読んでみてください。

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他人と比較して劣等感を抱くとIQが下がる!

あなたに大事なことをお伝えします。

他人と自分を比較して劣等感を抱くと、自分のIQが下がるので注意してください。

IQとは、知的能力を測る指標で、IQの数値が高いほど頭が良いことを表します。

IQの平均値は100ですが、例えばIQが『120』であった場合、全人類の上位10%に入るくらい頭が良いのだそうです。

IQというのは、数値が『5』違うと人生が激変すると言われており、IQが『1』違うだけでも決して小さな差ではないのです。

しかし、IQ は遺伝的な要素でほとんど決まるため、後からIQを上げることは難しいのだそうです。

そして更に残念なことに、上げることは難しい一方で、ある条件によっては簡単に下がることが分かっています。

その条件が『他人と自分を比較して劣等感を抱いたとき』なのです。

他人との比較が生み出す【IQ低下】の研究

ある心理学の研究を紹介します。

研究者は、《IQが126》の人たちを集め、全員にあるテストを受けてもらいました。

みんなIQが126もあるのですから、十分に頭の良い人たちばかりです。

テストが終わると、その結果を全員が見られるように大きく張り出されました。

テストの点数はとても高水準で、いくらか点数の差はありましたが、それは誤差ともいえる程度のものでした。

そして、この後が大事です。

テストを受けた全員に、今度は《思考力を要する課題》に取り組んでもらいました。

すると、『テスト結果が上位の人』は課題を難なくこなせたのに対し、『テスト結果が下位の人』はうまく課題をこなせなかったのです。

みんな《IQが126》ですから、同じように課題をこなせる実力があるはずなのに、課題の出来には大きな差が出ました。

これは、最初のテスト結果を見て「自分は他の人よりも劣っている。」と思った人達は、IQが下がり課題が上手くできなかったのです。

このことから、他人との比較によってIQが大きく下がり、本来の実力を大きく押し下げてしまうことが分かりました。

この現象は私たちの日常生活にも当てはまります。

たとえば職場で、

  • 「あの人はプレゼンが上手なのに、自分はヘタだ。」
  • 「同期はどんどん昇進するのに、自分はまだ平社員だ。」

など、同僚と自分を比べてしまうとどうなるでしょうか?

適切な判断ができない、普段ならできることができないなど、本来の実力が発揮できなくなります。

それで、さらに職場の人たちとの差が大きくなり、より一層劣等感が強くなります。

その結果、もともとの能力をどんどん押し下げて、自ら他人との差を広げてしまうのです。

そもそも他人と自分の比較は無意味

私たちは、つい他人と自分を比べてしまいます。

しかし、そもそも他人と自分を比較しても無意味です。

なぜなら、この世には『自分とまったく同じ条件の人』なんて存在しないから。

性格、才能、生活環境、過去の経験、将来の夢、どれをとっても人それぞれに違います。

例えば、メジャーリーガーの大谷翔平選手、そしてプロ棋士の藤井聡太さん、両者はそれぞれの分野でトップレベルの人ですが、秀でている才能がまったく違います。

大谷選手が「自分はなぜ藤井聡太さんよりも上手く将棋を指せないんだろう・・・」と落ち込むでしょうか?

藤井聡太さんが「自分はなぜ大谷選手みたいにホームランを打てないのだろう・・・」と落ち込むでしょうか?

人はそれぞれに【違う土俵】で生きています。

ですから、まったく違う条件の他人と自分を比べ、しかも勝手に劣等感を抱くなんていうことは無意味であり、とてもバカバカしいことなのです。

比較することに対する仏教的解釈

仏教では、他人と自分を比較することの無意味さを説いています。

教えの内容は、

高さが10mの木、20mの木、30mの木があるとする。

20mの木は、10mの木に比べると《大きい木》である。

しかし、20mの木は、30mの木に比べると《小さい木》である。

では、20mの木は《大きい木》か《小さい木》か、一体どちらなのか?

答えは、大きくも小さくもない、ただ『高さが20mの木』というだけだ。

というものです。

大きい、小さい、という概念は、何かを比較してから生まれます。

つまり、20mの木は、そのまま『高さが20mの木』でしかなく、そこへ人間が勝手に優劣をつけているだけなのです。

人間もこれと同じ。

他人は他人、自分は自分と、それぞれのまま受け入れればよいのですが、わざわざ他の誰かと比べるから『優劣のようなもの』に心を悩ませます。

しかも、その基準は不変的なものではなく、同じ事柄でもいずれ基準が変わってしまいます。

だから、そもそも他人と自分を比較することは無意味なのです。

他人との比較から解放されるために

比較をやめられない人は、知らないうちに『劣等感スパイラル』に陥ってしまいます。

  1. 他人と比べて劣等感を抱く
  2. 劣等感によってIQが低下する
  3. 実力が発揮できず結果がさらに悪化する
  4. 「やはり自分はダメなんだ」とより自己評価が下がる

この繰り返しです。

では、どうすれば他人との比較から解放されるのでしょうか?

過去の自分と比べる

他人と自分を比較するのは意味がありません。

ですから、他人ではなく【過去の自分】と比較してください。

たとえ小さな進歩でも「昨日の自分より前進できた」と感じられれば十分です。

成長した自分を確認するために、【過去の自分】とならどんどん比較をしてください。

他人を『学びの対象』として見る

他人は、比較の対象ではなく『学びの対象』として見てみましょう。

もしも他人の方が優れていると思うのなら、その人から学んでしまえばいいのです。

それが良い学びになれば、その人に対して劣等感ではなく感謝の気持ちが生まれるかもしれません。

どうしても他人と比べてしまうのなら、その人を『自分の成長のきっかけ』として利用しましょう。

ありのままを受け入れる

どこまでいっても他人は他人、自分は自分、それ以上でも以下でもありません。

あなたはいつでも『ありのままの自分』を見つめてください。

今までの自分、そして現在の自分をすべて受け入れ、許容して、あとは自分が納得できることを着実にこなしましょう。

ありのままの自分ができることを積み上げていけば、やがてそれが花開き、大きな成果となってあなたに返って来るでしょう。

まとめ

他人と自分を比較して『劣等感』を抱くと、自分のIQが下がります。

その結果、自分の本来の実力を発揮できず、さらに劣等感が大きくなります。

しかし、まったく違う土俵を生きている他人と自分を比べても無意味です。

無意味なことに悩まず、ありのままの自分を受け入れて、今の自分ができることを着実にこなしてください。

そうすれば、過去の自分と比較したとき『以前よりも成長し、前進した自分』を感じることができます。

少しずつ成長していった先には、他人など関係ない【あなたにとっての本当の幸せ】が待ち受けているでしょう。

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