あなたは今、どんな【心配事】を抱えていますか?
健康、人間関係、子供の成績、親の介護、老後資金など、いろんなことが心配になりますよね。
それに、心配事というのは、1つが解消されても、またすぐ新たなものが湧き出てきます。
私たちは、そうやってずっと【心配事】に悩まされ続けなくてはならないのでしょうか。
じつは、私たちの【心配事】のほとんどは『取り越し苦労』であることが科学的に証明されています。
ですから、心配をすることはあまり意味がないのです。
この記事では、
- 心配事の実態
- 心配事を減らす方法
について紹介しています。
私たちの【心配事】に対する向き合い方が分かりますので、最後まで読んでみてください。
あなたの【心配事】のほとんどは『取り越し苦労』である
私たちは日頃からいろんな【心配事】を抱えて生きています。
心配事というのは不思議なもので、次から次へと湧き出てきますよね。
「人生は心配の連続だ」と思いたくなるくらい、私たちはいつも何かを気にして生きているのです。
しかし、逆を言えば、心配事を減らすことができれば、人生はもっと楽に、もっと幸せになるのではないでしょうか。
じつは、心配事というのは減らすことができます。
というか、そもそも【心配事】のほとんどが『取り越し苦労』なのです。
【心配事】の実態を知り、余計なことで悩まず、あなたの貴重な時間を有効活用しましょう。
『心配事が実際に起こる確率』を調べた研究
あなたの心配事のほとんどは【取り越し苦労】である可能性が高いです。
心配事の85%は実際に起こらない
アメリカの国際認知療法学会会長である、ロバート・L・リーヒ博士は『心配事が実際に起こる確率』に関する研究を行いました。
研究の過程において、約38%の人が「毎日、心配事がある」と答えており、多くの人が常に心配事で悩まされていることが分かりました。
では、そのような人たちの心配事は実際にどのくらい現実化したのでしょうか?
なんと、心配事の85%は実際に起こらないという結果が出たのです。
ですから、心配事のほとんどは実際に起こらないわけで、あまり心配をしても意味がないということです。
・・・えっ?・・・残り15%の可能性が気になりますか?
残り15%はどうなるの?
心配事の85%が実際には起こらないということは、残り15%は現実化することになります。
では、15%の心配事は諦めて受け入れるしかないのでしょうか?
どうやら、実際のところ、そうはならないようです。
ロバート・L・リーヒ博士の研究によると、残りの15%の心配事のうち《79%》は自力で解決できることなのだそうです。
例えば、
- 仕事でのプレゼンが心配だったが、練習を重ねたことで少しのミスだけですんだ。
- 健康診断の結果は良くなかったが、十分に改善できる数値だった。
など、心配事が現実になることはあっても、ほとんどは行動すれば解決できることだったのです。
ということで、自分ではどうしようもない心配事が実際に起こる確率は、わずか約3%になります。
つまり、心配事の約97%が実際には起こらない、または自力で解決できるので、心配事のほとんどは『取り越し苦労』となるのです。
約3%って、例えばどのくらいの確率?
約3%というのはかなりの低確率です。
どのくらい低確率かというと、例えば『じゃんけん』を勝敗が着くまでやったとします。
その『じゃんけん』であなたが5回連続で負ける確率が約3%です。
実際に試してみてください、なかなか5回連続で負けられませんから。
それくらい低い確率のために心を悩ませるなんてバカバカしいと思いませんか?
なぜ心配をしてしまうのか
心配事が現実化するのは約3%だと聞いても、それでもやっぱり気になりますよね。
とても低い確率だと分かっているのに、なぜ私たちは心配になるのでしょう?
私たちが心配になるのは、人間には『生存本能』があるからです。
昔の人は、
- 「もしかしたら草むらの中に猛獣が隠れているかもしれない」
- 「知らない物を口にしたら死んでしまうかもしれない」
と、常に心配することで警戒を強めた結果、無事に生き残ってこれたのです。
ですから、心配をするのは人間として当然のことであり、生き残るためには必要な要素となります。
しかし、本当に大事なのは、心配をし過ぎて精神をすり減らさないことです。
心配事を減らす方法
心配をすることを完全にやめるのは不可能です。
ならば、心配事を減らすことを考えた方が建設的ではないでしょうか。
心配事を紙に書き出して気持ちを整理する
心配事がいろいろ出てくると、頭の中が不安でいっぱいになります。
まずは、自分が今どんな心配事を抱えているのかを紙に書き出して、頭の中を整理しましょう。
心配事を紙に書き出したら、心配事の内容を分野ごとに分けてください。
そうすることで、自分には心配事がいくつあるのか、どんな内容なのか、どのくらい心配なのかが分かります。
それに、心配事を《見える化》させると不思議と落ち着いてきますので、頭の中の心配事をしっかりと整理しましょう。
解決できそうなことをすぐに始める
心配事を整理したら、その中の『解決できそうなこと』からすぐに始めてください。
心配事の解決に向けて、書類を準備する、調べものをする、専門知識のある人に相談する、など1つずつ行動しみてください。
小さなことでも構わないので、解決に向けて行動をすることで心配の種を除去していきましょう。
諦めて受け入れる
心配事の中には、自力で解決できないこともあります。
自分ではどうにもできないことは潔く諦めてください、心配するだけ時間の無駄です。
あれこれと考えるのではなく「あとは神様、仏様、皆様、どうぞよろしくお願いします。」と諦めて、どんな結果も受け入れましょう。
でも、そんなに心配しなくても大丈夫ですよ、そんなことになる確率はわずか《約3%》なのですから。
改めて言いますが、あなたの心配事が現実化する確率はとても低く、ほとんどが『取り越し苦労』となります。
このことを知っているだけでも、心穏やかに過ごせると思いますよ。
まとめ
あなたの心配事のほとんどは『取り越し苦労』です。
科学的な研究によれば、心配事が実際に起こる確率はわずか3%程度。
ですから、わずかな確率に心を悩ませるのではなく、「まぁ何とかなるさ」と気楽に構えている方が賢明です。
余計な心配事を減らし、あなたの人生をもっと楽で、もっと幸せなものにしてくださいね。
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